イベント詳細

第102回『文京都市「浦和」を訪ねる』

--このイベントは終了しました--


2014年11月22日(土)開催

地域美産研究会第102回は埼玉県、旧浦和市の中心浦和区を訪ねます。

県庁所在地として、埼玉県の行政の中心であった浦和市は、平成13(2001)年、与野市、大宮市と合併しさいたま市になり、平成15(2003)年、政令都市となっています。(平成17年(2005)には岩槻市を編入し市域を確定しています。)

関東大震災以後、大宮台地として地盤が強固であり、首都圏に近いというところから数多くの文化人が移住してきました。埼玉県師範学校など教育制度の基もあり、「文教都市」のイメージはこうして次第に作られていったようです。

浦和は「鎌倉文士に浦和画家」といわれますが、その画家たちは別所沼周辺にアトリエをかまえ、あたりは<アトリエ村>と呼ばれました。詩人で建築家の立原道造が週末住宅≪ヒヤシンスハウス≫を設計し、有志の力で平成17(2004)年竣工されたのもこの別所沼です。

また、浦和周辺には沼沢地も多くウナギが多くとれたところ。ウナギのかば焼きの発祥地でも知られ、市内にはかば焼屋も多く、浦和駅前の「うなっこ」のマスコットはやなせたかしのデザインによるものです。

今回はこの「文教都市、浦和」を訪ねます。是非御参加ください。

調神社 霊南坂 ヒヤシンスハウス

 

探訪予定コース(予定)
鈴木写真館 → 玉蔵院 → 浦和聖公会 → 調神社 → 青山茶店 → 奥瀬英三アトリエ  → 別所沼 → ヒヤシンスハウス


伊豆井 秀一

埼玉県立近代美術館学芸主幹。埼玉県立博物館勤務の後、美術研究の傍ら埼玉県下の社会美産(パブリックアート)の調査と研究もてがけ、その成果を彩の国、埼玉県の公共空間へパブリックアートを導入するプロジェクトのまとめ役として活躍するなど、長年埼玉県の芸術文化事業を推進。1949年生。


詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。

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