第87回『京都・祇園祭』
―宵宮の調べを太子山の秦家から巡る― 交歓会は祇園の花見小路で鱧料理(はも懐石)をいただきます。
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2012年07月16日(月)開催
日本を代表する祭、京都の祇園祭を取り上げます。梅雨が明ける頃のお祭です。過去の美産会でお世話になりました太子町の秦家(No. 23)は、太子山という曳山を護る町家です。
祇園祭には、鉾と山を護る町家が三十二ヶ所あります。そして、翌日の17日は、クライマックスの山鉾巡行がおこなわれます。それまでの三日間、京都の街は、山と鉾を観覧するためのミュージアム都市となります。 太子山は、聖徳太子を祀っていますので、この名称がついています。太子は戦勝祈願を願って彫った四天王像の木が、杉であったとの伝承から、他の山が松を立てているのに対して唯一、杉を立てます。 最初に訪れる五條天神宮は、薬を司る少彦名命を祀るところです。江戸時代の十八世紀に、この少彦名命は五條天神宮より勧請されて、大阪の少彦名神社に祀られ創建されます。平成十八年十一月の神農祭を地域美産研究会(No. 41)で取り上げ、探訪したのが道修町の少彦名神社でした。 交歓会は祇園の花見小路に移動して、京都の季節の風物詩である鱧料理をいただきます。
探訪予定コース
JR京都駅集合 → 五條天神宮 → 太子山(秦家・太子町)→ 伯牙山 → 郭巨山 → 新町通を上ル → 姉小路通 → 役行者山 → 室町通下ル → 長刀鉾 → 四条烏丸辺りで一旦解散 → 交歓会会場 (混雑の具合により、探訪コースは臨機応変に参ります。)
会員の方は1,000円、一般2,000円。 研究会後、京料理-祇園 美登幸(みとこう)で交歓会があります。 費用13,150円(事前予約必要)
詳しくは下記の当会発行地域美産研究会Newsをごらんください。
橋本 完
昭和37年(1962)大阪生。ニューヨークPratt Instituteでモダニズム建築の師W.グロピウスの愛弟子、J.ジョハンソンに近代建築を学び、帰国後上田篤都市建築研究所で大学、博物館等の設計とまちづくり計画に従事後、現在はアトリエまほろ主宰。芸術を基に、建築とまちづくりの新しい価値喚起のため、アート・インキュベータを提唱。1995年大阪新世界で「タワーアートin通天閣」展主催。2003年より「匠が創る生活空間」のテーマを基に和魂和才プロジェクトを提唱し活躍中。
詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。