第83回『病院とスピリチュアルな空間』
--このイベントは終了しました--
2012年02月04日(土)開催
「病院には霊安室や礼拝所があって然るべきですし、また介護施設や高齢者住宅などでも集会所の機能に併設して静かに瞑想できる部屋が必要です。」
最近の話題からこれらの施設におけるスピリチュアルな施設をどう考えるかをテーマに事例紹介したいと思います。
たとえば、病院ではどの位置に霊安室を設けるかが重要です。(三井記念病院など)
昨年の東日本大震災は大きな厄災をもたらしました。多くの人命が失われ、日本社会に喪失感が漂いました。
人の生命に対する敬虔な思いは、スピリチュアルなこととして人生に蓄積していくべきでしょうし、そのための空間をどう準備したかは建築家にとってはとても重要な課題です。
同じ大震災を経験した神戸の場合、レインボーハウスの中に「火山の部屋」をデザインした作品があります。
この例を紹介します。
場所:パブリックアート研究所図書室
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目2番8号 (左地図参照;表参道駅A1出口から地上へ)
会員の方は1,000円、一般2,000円。 研究会後、アート談義を楽しむ会として交歓会があります。費用別途(当日自由参加)
詳しくは下記の当会発行地域美産研究会Newsをごらんください。
桑野 隆司
建築家。専門は医療福祉施設。大阪府出身。49年生まれ。名古屋工業大学・同大学院を経て74年日本設計に入社。日本設計で医療施設設計を担当。代表作品に昭和大学病院中央棟(医療福祉建築賞)、川崎市立川崎病院(神奈川県優秀建築賞)がある。
現在 株式会社日本設計 執行役員 医療施設設計部長
詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。