イベント詳細

第82回『武蔵野の秋~耳庵ゆかりの地を訪ねて』

--このイベントは終了しました--


2011年11月17日(木)開催

柳瀬莊

柳瀬莊

平林寺

平林寺

電力王松永安左エ門は昭和5(1930)年から埼玉県所沢市柳ヶ瀬に山荘を構え移り住みます。その柳瀬莊は、現在、東京国立博物館に寄贈されて毎週木曜日のみ公開されています。 今回の埼玉探訪はこの柳瀬莊からはじまります。

安左エ門が一目で気に入って東京の柳窪から移築した民家、母屋の黄林閣は重要文化財、それに数寄屋風書院造りの斜月亭、そして茅葺き屋根の茶室、久木庵。三つの建物が5000坪の雑木林の敷地に渡り廊下でつながれて深まりゆく秋の武蔵野のなかにたたずみます。

その後、これも松永安左エ門が購入した土地に飛騨の高山から移築し親しい友人を招いて茶を楽しんだ睡足軒、そして「武蔵野の昔の匂いを嗅ごうとするには野火止の平林寺附近が好い・・・」(『東京近郊一日の行楽』)と田山花袋のかたる平林寺を訪ねます。

遺志により葬儀、法要は一切執り行われず法号もなく95才の生涯を閉じた松永安左エ門は私淑した石室善玖の開山であるこの平林寺に眠っています。 松永安左エ門のゆかりの地を訪ねながら、深まりゆく武蔵野の秋を存分に楽しみたいと思います。

【探訪予定コース】

東武東上線 志木駅 改札口(集合)→バスで移動→柳瀬山莊→志木駅で昼食→ バスで移動→睡足軒→平林寺→現地解散

会員の方は1,000円、一般2,000円。別途昼食代、バス代、入山料がかかります。 今回、昼食に交換会をかねます。 詳しくは下記の当会発行地域美産研究会Newsをごらんください。


伊豆井 秀一

埼玉県立近代美術館学芸主幹。埼玉県立博物館勤務の後、美術研究の傍ら埼玉県下の社会美産(パブリックアート)の調査と研究もてがけ、その成果を彩の国、埼玉県の公共空間へパブリックアートを導入するプロジェクトのまとめ役として活躍するなど、長年埼玉県の芸術文化事業を推進。1949年生。


詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。

地域美産研究会News82(WORD版)ダウンロード

地域美産研究会News82(PDF版)ダウンロード