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第66回『日本のパブリックアート20年の動向を総括』

パブリックアート(PA)から地域美産へ・・・日本のPA動向を、PAフォーラム/地域美産研究会活動、20年の記録から探る

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2010年02月19日(金)開催

日本のパブリックアート(PA)に係わる活動は1960年代から始まったが、杉村荘吉が主宰するPA研究所における過去20年(1989~2009)の研究・普及活動は、日本におけるPAの紹介・普及・進化の歩みと重なる。それ故に同研究所が主宰してきた研究・普及活動における推移を、関連記録を基に探ることは、日本におけるPAの歴史の一つを明らかにすることに繋がると考え、「パブリックアートから地域美産へ」と云うテーマを基に探ってみる。

「パブリックアート研究会」(7回、1991~92)→「パブリックアート・フォーラム」(定例会27回、全国フォーラム6回、94~2001)→「パブリックアート・フォーラム 地域美産研究会」(02~10(平成22)1月現在までに65回)に到る、NPO組織を設立して研究・普及活動は、「日本ならではのPAとその活用の研究」を目的の一つとして始めた事業で、20年間の活動は、日本のPAの黎明、最盛、停滞、再復活の各時期を経ながら、継続された。

H14.12
横浜探訪会Ⅰ
H16.10
原宿表探訪会
H18.9
鎌倉美産会Ⅳ

H19.8富山
美産会五箇山

H20.1医療施設
アート研究会

 

従ってその間に研究所及びフォーラムに集積された資料・情報・記録を整理分析すると、過去20年間における日本のPAが、その時々の社会状況を乗り越えてどのような歩みを辿ってきたかを知ることができる。


杉村 荘吉

Public Art Forum地域美産研究・探訪会世話人会代表。バーバラ・サンドリッセ(環境美学研究家)の「パブリックアートとしの鳥居、その不思議な魅力」翻訳を機に、鳥居とその向うに見える日本の美と暮らしに惹かれ、平成14年その価値を殆ど意識することのなかった地域の社会文化遺産を、再発見する「地域美産研究・探訪会」立上げる。著書「パブリックアートは街を語る」東洋経済新報社 他。


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