イベント詳細

第56回『和紙のふるさと、埼玉県小川町の美産を訪ねる』

美産会世話人伊豆井秀一企画・案内「さいたま美産会‐Ⅶ」

--このイベントは終了しました--


2008年10月18日(土)開催

伊豆井秀一世話人の企画案内による「さいたま美産会シリーズ」そのⅦです。今回訪ねる埼玉県北部に位置する小川町は、小高い山が抱くようにまちなみを囲み、槻川と兜川の二つの川が市内中央を流れる<和紙のふるさと、小川>と呼ばれる地です。

5月の頃の小川町

 

和紙をはじめ、酒造、建具、裏絹などの伝統産業で古くから栄え、数多くの社寺、美しい山と川、造り酒屋の赤レンガの煙突などが美しい風景を育む生む小川は、「武蔵の小京都」とも呼ばれています。1300年の歴史を通して国の要無形文化財に指定されている細川和紙は、地域再生の核となる小川町ならではの美産です。今回の探訪会では、和紙作りを実際に体験してもらうと共に、美しい自然とまちなみ、まちの歴史を伝える史跡などをめぐります。また日本五大名飯の一つで、江戸末期の文人剣豪、山岡鉄斎由来の「忠七めし」を賞味する交歓会を兼ねて、錆壁も美しい登録有形文化財の割烹旅館「二葉」に立ち寄り、外観と内部の建築美を拝見します。

登録有形文化財の割烹旅館「二葉」

 

ご存知の通リ、地域美産会の世話人の一人で埼玉県立近代美術館学芸主幹の伊豆井秀一さんは、埼玉県の美産研究分野の専門家で川越、秩父、さいたま新都心の案内解説が大評判。今回の小川町美産会での案内と解説もまた、埼玉県ならでは、小川町ならではの特徴豊かな「さいたまの美産たち」の文化と美的価値を、肌で学ぶ絶好な機会となりそうです。(杉村制作)

 

次回催事(予定):11月15日(土)世話人/会員、藤島俊会さんの「横浜トリエンナーレ」見学会


伊豆井 秀一

埼玉県立近代美術館学芸主幹。埼玉県立博物館勤務の後、美術研究の傍ら埼玉県下の社会美産(パブリックアート)の調査と研究もてがけ、その成果を彩の国、埼玉県の公共空間へパブリックアートを導入するプロジェクトのまとめ役として活躍するなど、長年埼玉県の芸術文化事業を推進。1949年生。


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