第49回『新渡戸「武士道」7つの要点を参考に、日本と諸外国の「人としの礼儀」を探り話し合う』
杉村荘吉企画“心の美産研究会III”
--このイベントは終了しました--
2007年09月20日(木)開催
「心の美産研究会」は、杉村を含む美産会の有志が、電車やバス等での日本の公共マ ナーの急激な悪化を目の当たりにして、ほんの少し前迄、世界中で賞賛の的だった日 本の公共モラルの復活を願って、“出来る何かを実践したい”との想いから始まった 催事です。第 1 回は昨年 8 月【新渡戸稲造「武士道」読書会】、第 2 回が 12 月【新 渡戸「武士道」のエッセンス/今なぜ武士道か】、そして今回が第 3 回です。
初回の「心の美産研究会」では、多くの参加者が「今、必要な公徳心を取り戻さないと、日本は危な い」と口々に発言すると共に、解説者の一人 江川淑夫さんが、【この会の目的の一つが「次代の日本 の新しい公徳心探し」であるなら、新渡戸・武士道以外のことも学ぶ必要がある】との意見を出され て、この研究会の方向性が明確になりました。【次の時代に見合う日本の「公徳心(Public Manner)」 を探す研究会】。それを“解かり易く楽しく、誰でも参加可能な形で学び、語り合う「研究会」”です。
昨年 12 月 16 日(土)に開催した“心の美産研究II”では、「新渡戸・武士道のエッセンス/今なぜ 武士道か」で、杉村が新渡戸・武士道のエッセンスを抽出・要約して解説、もう一人の解説者 田中啓 介さんが「武士道ブーム四つの波」「葉隠と奉公人」「女性と武士道」等について語り、「武士道」に流 れる日本の「公徳心」、江戸時代のそれを探りました。
今回の「心の美産研究会III」では、「公徳心」の基盤となる「人としての礼儀(Human Manner)」 について、日本と外国における相似と相違を、新渡戸・武士道を構成する 8 つの要素などを切り口に 紐解いてみたいと思っています。それらが家庭や学校、職場、公共の場や外国などで、一寸した場面 に遭遇した際、人の心を落ち着かせて適確な行動をとれる基になる、次代の日本の「人としての礼儀」 /「公徳心」づくりに必要な何かを、皆さんと一緒に探って行きたいと思います。
杉村 荘吉
Public Art Forum地域美産研究・探訪会世話人会代表。バーバラ・サンドリッセ(環境美学研究家)の「パブリックアートとしの鳥居、その不思議な魅力」翻訳を機に、鳥居とその向うに見える日本の美と暮らしに惹かれ、平成14年その価値を殆ど意識することのなかった地域の社会文化遺産を、再発見する「地域美産研究・探訪会」立上げる。著書「パブリックアートは街を語る」東洋経済新報社 他。
詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。