第39回『武家社会に生きた女性たちを史跡に尋ね、鎌倉一の名舗「鉢の木」で白拍子の舞謡と鼓を鑑賞、武家のご膳を賞味する』
岡林馨さんの鎌倉美産研究・探訪会-Ⅳ 鎌倉の武家美産、その本物を体験する特別催事
--このイベントは終了しました--
2006年09月30日(土)開催
鎌倉は、源頼朝の鎌倉入り(1180年10月)以来、その歴史の積み重ねが生みだした美産たちの古都で、源・北条の武家文化と臨済の禅文化、明治からの湘南鎌倉文士文化の美産一杯の街です。鎌倉生まれの岡林馨さんは実業界退職後、目下、街の有力者の皆さんと鎌倉市まちづくりに尽力中。今回の美産会は、「武家の古都・鎌倉」世界遺産申請に合せて、鎌倉の新しい魅力の開発を企図してその文化と産業を織り込んだ質の高い催事です。
(1) 午前中の第1部研究会では、「武家社会に生きた女性たちを史跡に尋ねる」を、鎌倉生涯学習センターで学びます。
(2) 午後の第2部探訪会では、北條政子の寿福寺、駆け込み寺・東慶寺他を尋ねます。今回の研究・探訪会は、鎌倉文化の奥深さを知るとって置きの機会です。
(3) 第3部は「その芸と食を体験する」。北鎌倉の「鉢の木」は、ご存知の通り鎌倉一の精進料理の銘舗として評判のお店です。同舗の藤川譲次社長は、岡林さんと鎌倉街づくりの同志として親しい関係にあることからその芸と食を体験する」会場として新館二階大広間をお借りできました。この大広間では、二つの特別企画催事が行われます。
一つ目は、平安時代の女性たちが演じた「白拍子」の伝統的舞謡の復活を志して、国の内外で公演活動を続ける桜井真樹子さんが、今から820年前、義経の愛妾で白拍子の名手、静御前が義経を慕って鶴岡八幡宮で舞った「静」の舞謡を、今井尋也さんの鼓で演じる「白拍子の舞謡鑑賞会」。
二つ目は、名舗「鉢の木」が鎌倉の武家食文化復活のため開発中の特別膳「武家のご膳賞味会」です。
1研究会、2探訪会、3「鉢の木会」、のいづれか一つだけへの参加も可能です。
岡林 馨
昭和18年(1943)鎌倉市由比ガ浜生まれ、慶大卒横浜銀行入社。平成15年(2003)同銀行退職まで支店長、営業統括部企画室長、関連会社役員などを歴任、現在は母校で中世史を学ぶかたわら、(社)鎌倉同人会理事などを通じて、鎌倉市のまちづくりと文化推進活動に尽力中。
詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。