イベント詳細

第35回『京都の食文化の源を錦市場に尋ね、 錦が育んだ京料理の粋を秦家で味わう』

京都の美産研究・探訪会‐2

--このイベントは終了しました--


2006年05月17日(水)~2006年05月20日(土)開催

研究会: 5月17日(水)於;東京
探訪会: 5月20日(土)於;京都

昨年大好評の「京都美産会‐1」に引き続き、第35回催事「京都美産研究・探訪会-2」を開催します。今回は、美産会員で寺社修復の建築設計家・田中 哲さん企画による講演と探訪の会です。

田中さんは、東京芸大建築科修了後古寺社の「伝統的な建築の質」に基づく設計に係わってきた事から、寺の庫裏が仏教文化の普及深化に大きな役割を演じてきた事に着目。庫裏を支える「炉」、炉が求める食材類、それらを供給する「市場」、それらが織りなす「都市」との関係性を探求してきました。

京都の錦小路市場は室町中期頃に寺院等への食材供給を担って発生。現在は道幅3.2m、長さ390m、店舗数147店の横長市場に成長。

マチ(京都)とイナカ(産地)との歴史的な関係、その関係が培った縁で織り上げた役割が、京・錦市場の存立基盤で、それを肌で理解するため専門店と扱う商品を訪ねる予定です。川魚の「のとよ」は琵琶湖、鮮魚の「木村」は日本海と瀬戸内海、昆布の「島本」は北海道、京野菜の「川政」は京周辺。

今回の美産研究・探訪会は、京文化の洗練化に大きな役割を担ってきた寺院の「炉」と「錦市場」との繋がりを、東京で学んだ後京都でその実際を探訪し肌で理解するという、大変興味をひく美産会となりそうです。

探訪後は、錦市場の食材がどのような京料理に変身するのかを実際に体験するため、昨年の京都美産会-1で大好評だった秦家、秦めぐみさんに再び協力をお願いし、幼少からのひいき筋「のとよ」さん等からの入手食材が極上の京料理に仕上がる実際を、秦家奥座敷で銘酒と共に見聞する午餐会です。

 

田中 哲: 田中 哲アトリエ主宰、東京芸術大学建築科修了、ボルヘス会会員、古社寺の修復事業にも係わってきたことから、庫裏が担う寺院文化の深化に傾注、探求中。

交通とホテルの手配:
参加者夫々の予定に従ってご自身で手配して頂くことが原則ですが、会員筋の紹介で旅行会社 ネットランド(株)が、京都新阪急ホテルを20名分を押さえるなど、ホテルと交通の手配を手伝います。連絡先等の詳細情報は次頁で確認下さい。

 前日19日(金)夕の楽しみ:
杉村が前日泊の方々に夕食会設定の予定。希望者は杉村迄連絡下さい。



詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。

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