第34回『第4年度活動総合パンフレット紹介』
「第4年度を迎えるにあたって」
--このイベントは終了しました--
2006年03月03日(金)開催
平成14年(2002年)12月に再出発した地域美産研究・探訪会は、会員皆さまの暖かいご支援のもと4月1日から第4年度の活動に入ります。過去3年間の経験と会員皆さまから頂戴した様々なご意見を活かして組織・会員制度などを見直しての新たな活動開始です。
21世紀に入った地球は、世界各地で頻繁に発生する政治紛争や自然災害、それらを個人レベルにまで瞬時に伝えるインターネットや携帯電話の発達で、世界の動きが個人の生活レベルにまで直接入り込み、絶えず私たちの心を不安に陥れる時代に入ってきました。
そんな時代だからこそ先ず自分たちの足元を見つめ直し、日頃意識することが少ない私たちの暮らしを支えるモノたちの内に、時を超えて人の命、誇り、美を伝えてきたモノたちを再発見し再評価する。私たちは、そのようなモノたちに敬意を払い、大切にして、21世紀を生き抜く力の礎にしていきたい。
「PublicArtForum地域美産研究・探訪会」は、過去10年余のパブリックアートフォーラム活動を基礎に、平成14年12月その内容を見直して再出発した非営利の民間任意団体です。それから3年余り、関東首都圏に、福岡、大阪、富山、札幌、仙台などの遠隔地の人々を加えて延べ1,000の人々が参加し、地域ならではの美産たちの再発見・再評価を通じて、この国の良さと美しさを肌で味わっています。
私たちは、普段生活をする場に在りながらその存在を殆ど意識することのなかった地域の美産たち(社会・文化遺産からパブリックアートまで)を現地に訪ね、地域ならではの命やその魅力の源をアートの視点を交えて再発見・再評価しています。そのことにより、私たちを生み育てた地域に改めて愛情や誇りを感じ、心の充足と自信などを取り戻して、趣味や仕事や生きがい、家族づくり地域づくり、国づくり外国関係づくり等、を深める何かを見付けることを期待して活動しています。
私たちの活動は国の内外に深い共感を呼び始め、ここ3年の間に、朝日、産經、ジャパンタイムズ、東京、日経、毎日、読売各紙と、外国の専門誌や研究者が、30余回関連記事を掲載しました。
「PublicArtForum地域美産研究・探訪会」はこのような主旨のもとに、会の運営を担う世話人会と会員が一体となり、活動の充実化に努力を続けています。自分の心を充たす何かを見付けたい、それを趣味や仕事や社会貢献に活かして、もっと家族や社会との結び付きを深めたいと願うあなたの想いを、同じ想いの仲間たちと一緒に実現する場づくりに参加しませんか。
尚、会員継続の方々は、5頁の「平成18年度年会費支払連絡書」に必要事項を記入して、FAX(03-3407-5247)か郵便で返送し、4月末日迄に必要金額の振込をお願い出来れば幸いです。
平成18年(2006年)4月1日
地域美産研究・探訪会世話人会代表杉村荘吉
1.PublicArtForum地域美産研究・探訪会とは
日頃人々が生活する街角に作られた地域の社会美産(*)を、専門家と一緒に現地に訪ね、歴史と文化、地域性と国際性、美と技、環境と風情などを、複数の視点から観賞して地域の魅力の再発見と再評価を味わいます。
その味わいを通して、改めて地域の歴史や暮らしぶりに愛情・尊敬・誇りを感じ、心の充実や安心を享受します。そして、これからの自分づくり、家庭の団欒や絆づくり、教育づくり、仕事や事業づくり、街づくりや国づくりに必要な何かを見付けることを目指して、同じ志を持つ仲間達と活動・学習・交歓する場をつくり育てる会員制の非営利民間任意団体です。
(*)社会美産(地域美産);パブリックアートの視点と範囲を拡大する為に考案した新造語。
当会は、一般の人々から学生・職業人・各分野の専門家、また外国人も含む幅広い人々が、日本各地の地域美産たちの美的、知的、歴史的価値を再発見・再評価する活動を目指しています。参加者が夫々の趣味や健康、学習や研究、仕事や事業など、目的に適った研究会・探訪会・交歓会などに参加して、その目的や心の充足感を味わっている仲間たちの集まりです。またその活動の中から、会員自身による研究・探訪会企画が生まれ、年々その数を増しています。
地域美産研究・探訪会は、街づくりや景観づくりに関係する地方自治体や都市デザイン芸術の専門家などが活動してきた「パブリックアート・フォーラム」を引き継ぎ活動しているNPOで、会員以外の人々も一般参加者として各種の催事に参加が可能です。
2.PublicArtForum地域美産研究・探訪会設立のきっかけ
パブリックアート・フォーラムは、過去10余年美術館から街に出て各地の街づくり、地域づくりに参加した彫刻等のパブリックアートに焦点を合わせ、欧米のそれを見倣って活動してきました。
その後、アメリカの著名なパブリックアート作家マヤ・リンさんが、日本の素晴しいパブリックアートとして伊勢神宮をあげたこと。また環境美学研究家、バーバラ・サンドリッセさんが、その著書「パブリックアートとしての鳥居、その不思議な魅力(2000年刊)」で、日本の鳥居を世界に誇るパブリックアートとして紹介したこと。平成13年(2001年)サンドリッセさんの来日を記念して開催した特別フォーラム「バーバラ・サンドリッセさんと都心の鳥居を探訪し、女史の話を聞く会」が、パブリックアートに対する私たちの視点を大きく広げ、この新しい活動を促進しました。
従来型のパブリックアートに加えて、私たちの身の周りに実は古くから存在し、地域の生活と係わりを持ちながらその地域の生活文化をつくりだし、人々の心の拠り所になってきた街中の美しきモノたちを、日本と外国の人々が一緒に現地を訪ねて肌で味わう。
それらの魅力を再発見・再評価し、そして心の安寧を取り戻しながら、次の世代を生き抜く健全な精神を育み伝えるという主旨で、「PublicArtForum地域美産研究・探訪会」は平成14年12月1日に誕生し活動を開始しました。
3.PublicArtForum地域美産研究・探訪会の活動と事業
- 1.地域美産研究・探訪会研究会;
「地域美産」の調査・研究・学習・討論会。通常は探訪会とセットで開催。探訪会;専門家の案内で地域ならではの美産たちを現地に訪ね、その魅力を再発見・再評価する。探訪会終了後、地域の名舗で地元料理や地酒を味わいながら交歓する会を開催 - 2.会員の才覚とやる気を、催事・事業づくりに活かす「場と機会」を提供する。
- 3.若者の招待基金設立と活動推進次代を担う日本と外国の若者たちを催事活動に無償で招待する基金を設立し、会員有志で活動を推進する。
- 4.各種の地域おこしの事業を受託する。
「地域美産研究・探訪会と評価活動」のソフトを活用し、自治体民間企業等の地域おこし事業の企画・調査・事業等を受託する - 5.広報出版活動ホームページhttp://www.publicart.co.jp 、ブログhttp://bisan.seesaa.net への記事掲載、会員への定期刊行物送付、各種セミナーの開催、関連資料の出版等。
- 6.地域美産会活動の育成、若者の招待基金設立、海外との交流事業推進のための賛助金・寄付金のお願い。(会員制度の項参照)
4.PublicArtForum地域美産会の経営・運営委員会
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- 1.経営:黒字運営が見込める認定NPO法人格取得までは、㈱パブリックアート研究所の経営責任の下で非営利民間任意組織として経営する
- 2.運営:アドバイザー等の意見・提言を受けて「世話人会」が、経営補佐・事務局等の下に企画・運営業務を執行する。
(1)世話人会 | ||
代表 | 杉村荘吉 | パブリックアート研究所代表 |
世話人 | 伊豆井秀一 | 埼玉県立近代美術館学芸主幹 |
角坂裕 | 建築家、神社探訪家 | |
藤島俊会 | 美術評論家 | |
経営補佐 | 桑野隆司 | 建築家、コンサルタント会社代表 |
事務局 | 福原健次 | 元広告代理店勤務 |
(2)アドバイザー | |
加藤 源 | 都市計画設計家、日本都市総合研究所代表 |
後藤 元一 | 環境設計家、札幌市立高等専門学校教授 |
建畠 晢 | 美術評論家、国立現代美術館(大阪)館長 |
外山 晴彦 | 神社ウオッチングの会会長 |
新田 秀樹 | 宮城教育大教授 |
長谷川 総一郎 | 富山大教授 |
山岡 義典 | 日本NPOセンター副代表理事、法政大教授 |
(3)名誉会員 | |
サンドリッセ、バーバラ | 米国環境美学研究家 |
田村 明 | 都市政策プランナー、法政大名誉教授 |
モンデール、ジョアン・A | &パブリックアート活動支援家、元米国副大統領夫人 |
5.Public Art Forum 地域美産会 会員制度
(1)会員資格 所定の会費を納入し、世話人会承認後、会員名簿に登録された会員。
ただし、当該年会費を10月末日迄に未納の者は会員資格を喪失。
(2)会員の種類
①個人会員
②家族会員;個人会員と家族で計3名まで会員として登録できます。
③賛助会員;個人又は法人で、年間5万円~9万円までの寄付をされた会員。
④特別賛助会員;個人又は法人で、年間10万円以上の寄付をされた会員。
(3)入会金・年会費・催事参加料
入会金 | 年 会 費 | 催事参加料(通常) | ||||
入会時のみ | e-mail会員 | 郵送会員 | 研究会 | 探訪会 | ||
個人会員 | 6,000 | 6,000 | 8,000 | 1,000 | 2,000 | |
家族会員 | 個人会員と家族2名まで | 8,000 | 8,000 | 10,000 | 1名につき1,000 | 1名につき 2,000 |
賛助会員 | 家族又は法人1名を登録可 | 3,000 | 3,000 | 4,000 | 1名につき600 | 1名につき1,200 |
特別賛助会員 | 家族又は法人1名を登録可 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
一般参加者 | 非会員 | - | - | - | 2,000 | 4,000 |
備考 ①家族会員への催事案内などは、個人会員へのみ連絡されます。 ②家族会員が催事に参加する時は、家族会員の氏名を明記してください。 ③当該年度途中の入会者は4月~3月の残存月数により年会費を算出します。 ④退会の時、入会金は返却されません。 |
(4)法人の入会費・参加費等への請求書・領収書発行
法人入会・催事参加の場合、経理処理上のご要望に従う請求書・領収書発行に務めます。
(5)会員資格「賛助会員、特別賛助会員」の表記・非表記の選択
従来より、研究・探訪会などの催事には名簿を作成し参加者に配布しています。寄付金という性質上、配布される名簿・書類などに「賛助会員、特別賛助会員」の表記について、5頁の「入会申込書・平成18年度年会費支払連絡書」の項で ①はい 又は ②いいえ で表記の希望を選択してください。(いいえ を選択された方は「会員」と表記されます。)
(6)入会の申し込みは下記のいずれかの方法でお申し込みください。
・パブリックアート研究所のホームページ、又はブログのリンクからホームページへ進み「入会申込み書」で申し込む。
・このパンフレットの6ページの「入会申込み書」に記入し、ファックス(03-3407-5247)か郵便で申し込む。
当会より入会承認の連絡後、下記口座に金額を振込んで下さい(振込料自己負担)。
【 みずほ銀行 青山支店 普通預金 #2341030 パブリックアート研究所 】
入会申込・振込金額を確認後、世話人会の承認を得て会員名簿に登録し入会手続完了。