第70回『旧東海道神奈川宿を歩き、船で横浜港へ!』
--このイベントは終了しました--
2010年10月30日(土)開催
旧東海道五十三次の一つ神奈川宿は慶長6年(1601)徳川家康によって保土ヶ谷宿とともに宿駅となり、幕府指定の旅館「本陣」が置かれ、街道筋は人馬が行き交い、茶屋や旅館で賑わいました。もともとは鎌倉時代から相模国と武蔵国を連絡する街道として、また洲崎大社前には渡船場があり神奈川湊として栄えました。安政6年(1859)横浜が開港すると、各国の領事や商人、宣教師たちはこの近くの寺を宿舎として使用します。彼らは街道筋にある利便性から神奈川の開港を主張しましたが、幕府側は反対に立地の危険性ゆえ街道から離れた横浜の開港を進めたのです。 今回の美産会は旧東海道の面影が残る「歴史の道」を歩きながら、昔の神奈川、横浜に想いを巡らし、新しく開発されつつある横浜駅東口に向かい、そこから船で海に出て、海から横浜港を眺めてみようというものです。横浜は海から眺めるのに値する街づくりをしているのが納得できると思います。
藤嶋 俊會
昭和18年(1943)会津若松市生まれ。中央大学法学部卒、神奈川県庁勤務。神奈川県民ホール開館時より現代美術の展覧会企画従事。著書に「神奈川の野外彫刻」、「昭和の美術(彫刻編、共著)」ほか。元神奈川芸術文化財団ギャラリー課長、Public Art Forum地域美産研究・探訪会世話人。
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