第44回『行田(ぎょうだ)~古代ロマンへの誘い、そして足袋蔵』
美産会顧問 外山晴彦さん企画案内「庶民信仰の石仏美産探訪会」
--このイベントは終了しました--
2007年02月17日(土)開催
伊豆井秀一世話人の企画案内による「さいたま美産会シリーズ」そのⅤです。今回訪ねる埼玉県北部に位置する行田市は、「埼玉」の県名が同市の大字埼玉(さきたま)に由来することで想像できるように、すでに古墳時代から拓かれた地域で、他所には無い歴史と産業美産たちが残る文化都市です。
「稲荷山鉄剣」の発見で一躍その名が全国に知られた稲荷山古墳を擁する埼玉古墳群、浮城と呼ばれた室町時代に築かれた忍藩の居城跡、江戸中期に下級武士が始めて明治以後の機械化で一大産業に成長した「足袋」の生産地としての文化遺産たち、古くから豊かな水と緑に囲まれた自然環境など、歴史・文化・産業・自然がつくり遺した美産たち。
行田市は現在、それらの美産たちを活かしたまちづくりを推進中ですが、左の写真「舞原蔵」に例を見るように、現在も市内各所に300余残る足袋蔵も、貴重なまちづくり資源の一つです。
ご存知の通リ、地域美産会の世話人の一人で埼玉県立近代美術館学芸主幹の伊豆井秀一さんは、埼玉県の美産研究分野の専門家で川越、秩父、さいたま新都心の案内・解説が大評判を呼びました。
今回の行田の美産研究・探訪会での案内と解説もまた、埼玉県ならでは行田ならではの特徴豊かな「さいたまの美産たち」の文化と審美価値を、肌で学ぶことがきる絶好な機会となりそうです。伊豆井さんが、行田ならではの味を楽しめる交歓会のため現在選択中のお店と共に、行田の美産たちを味わって下さい。
伊豆井 秀一
埼玉県立近代美術館学芸主幹。埼玉県立博物館勤務の後、美術研究の傍ら埼玉県下の社会美産(パブリックアート)の調査と研究もてがけ、その成果を彩の国、埼玉県の公共空間へパブリックアートを導入するプロジェクトのまとめ役として活躍するなど、長年埼玉県の芸術文化事業を推進。1949年生。
詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。